リスクマネジメントの知識を身につけたい。
しかし、何から始めればよいのかわからず悩んでいる方は多いでしょう。
リスクマネジメントについて学びたい方は、資格の勉強から始めてみましょう。
なぜなら資格の勉強は、知識を体系的に学ぶのに向いているからです。
この記事では、リスクマネジメントにまつわる資格を紹介します。
あなたが取得すべき資格を選ぶ手助けになるよう、どのような知識を身につけられる資格なのかまで解説します。
▶この記事で紹介する資格一覧
- PMO(Risk Management in Organization)
- PRM(Planner of Risk Management)
- PMCO(Professional Management Consulting Officer)
- HCRM(Human Capital Risk Management)
- ECFO(Executive CFO)
- CTO(Chief Technology Officer)
- 企業危機管理士
リスクマネジメントにまつわる資格おすすめ一覧
リスクマネジメントにまつわる資格は、次の7つです。
- PMO(Risk Management in Organization)
- PRM(Planner of Risk Management)
- PMCO(Professional Management Consulting Officer)
- HCRM(Human Capital Risk Management)
- ECFO(Executive CFO)
- CTO(Chief Technology Officer)
- 企業危機管理士
リスクマネジメントを自社でおこなう際、おもに事務局員と実務を担う人でわかれます。
事務局員は会社全体のリスクマネジメント活動を支えるのが役割です。
経営陣のリスクマネジメントに対する考えや思いを感じ取り、リスクマネジメントの仕組みを全社に反映させます。
一方、実務を担う人はリスクマネージャーと呼ばれます。
リスクマネージャーは、部門や部署のリスクマネジメントの実務を担います。
部門や部署のリスクマネジメント活動方針の確認、実務もしくは実務の支援など、より現場に近い視点でリスクマネジメントをおこないます。
それでは、資格についてひとつずつ紹介します。
あなたの立場に合ったリスクマネジメント資格を取得しましょう。
PMO(Risk Management in Organization)
PMO(Risk Management in Organization)とは、企業の健全な経営を目的にリスクを管理するための資格です。
この資格を取得することで、内部統制システムや事業継続計画、環境、安全、財務、情報など広範囲なリスクを認識します。
そのリスクを管理する知識・技法を取得していると認められます。
事業継続計画や財務などに関するリスクを管理するため、経営者や経営戦略室のような責任者が取得するのに向いている資格です。
PRM(Planner of Risk Management)
PRM(Planner of Risk Management)とは、企業におけるリスクの管理に関する知識、技法を対象とする資格です。
リスクマネジメントの基本から、各企業に合わせたリスクマネジメントの方法を経営者に提案できます。
提案するリスクマネジメントの方法は、財務や人事など多角的な視点から行われます。
災害や人事制度といった、内外のさまざまなリスクに対する幅広い知識が必要です。
そのため人事や総務の責任者が取得するのに向いています。
PMCO(Professional Management Consulting Officer)
PMCO(Professional Management Consulting Officer)とは、企業のリスク管理をコンサルタントの立場で指導できる資格です。
新会計制度の内容や事業計画などの財務改正を中心に、企業全体の経営状態を把握・指導します。
コンサルタントとして活躍できる資格のため、経営者はもちろん、幅広い人に向いている資格といえるでしょう。
HCRM(Human Capital Risk Management)
HCRM(Human Capital Risk Management)とは、人事・労務に関わるリスクマネジメントに役立つ資格です。
組織を構成する人に関わるリスクを把握し、管理手法やリスク防止するための人材育成の知識を取得できます。
人材育成や人に関わるリスクについて理解できるため、人事業務に関わっている人に向いている資格です。
ECFO(Executive CFO)
ECFO(Executive CFO)とは、企業の財務におけるリスク管理に関する知識や技法を対象とする資格です。
経営戦略や株式公開など、広範囲にわたって判断できる知識を身につけられます。
ECFOを取得することで、間接金融・株式・社債による資金調達などの直接金融、投資、M&Aなどにどのように影響するのかを判断できます。
そのため、会計や財務を担当する部署の責任者などに向いている資格です。
CTO(Chief Technology Officer)
CTO(Chief Technology Officer)とは、日本語で最高技術責任者という名称で呼ばれています。
おもにIT関連企業で使用されている役職のため、なじみのない企業が多いでしょう。
- 情報マネジメント
- プロダクションマネジメント
- ロジスティクスマネジメント
- R&Dマネジメント
- ISOマネジメント
このように、さまざまなマネジメントに関わる知識を取得していると認められる資格です。
企業の開発や技術に関わる責任者に向いています。
企業危機管理士
企業危機管理士とは、危機発生後の時間経過に応じた的確な危機管理対応業務の遂行が可能であることを認められる資格です。
おもに自然災害や社会リスクが対象となる危機管理です。
資格の種類は1級、2級(自然災害)、2級(社会リスク)と3種類あります。
出典:危機管理士制度について
企業危機管理士は、実務を担う管理職などに向いている資格です。
リスクマネジメント資格別の費用
リスクマネジメントに関わる資格を取得するためには、費用が発生します。
この記事で紹介した資格を取得するのにかかる費用は、次のとおりです。
資格名 | 費用 |
---|---|
PMO(Risk Management in Organization) | 11,000円 |
PRM(Planner of Risk Management) | 上記同様 |
PMCO(Professional Management Consulting Officer) | 上記同様 |
HCRM(Human Capital Risk Management) | 上記同様 |
ECFO(Executive CFO) | 上記同様 |
CTO(Chief Technology Officer) | 上記同様 |
企業危機管理士 | 上記同様 |
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会社を守るために必要な資格を取得しよう
今回は、リスクマネジメントにまつわる資格について説明しました。
リスクマネジメント資格を取得することで、資格にまつわる知識を身につけていると証明できます。
それぞれ高度な知識が必要ですが、資格取得に向けた学習をとおして、リスクマネジメントの知識が深まります。
リスクマネジメントについて学びたいけど、何から始めたらいいかわからない方は資格取得に向けた学習から始めてみましょう。
まずはあなたがどの知識を身につける必要があるか、確認してみてはいかがでしょうか?
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