「企業が用意すべき女性の防災グッズは何だろう」
「女性従業員にとって本当に必要な防災グッズを用意したい」
このように防災グッズについて悩みを抱えている企業は多いのではないでしょうか。
数ある防災グッズのなかから、女性従業員に必要なものを把握するのは難しく、悩んでしまう方も多いでしょう。
この記事では、企業で備える防災グッズのなかでも女性に必要なものについて解説します。この記事を読んだあとは、女性にとって必要な防災グッズを理解し、自社にとって必要なものが何かを考えられるようになります。
記事後半ではあれば防災グッズの管理方法も紹介しますので、女性用の防災グッズのそろえ方について困っている方のお力になれば幸いです。
企業の防災グッズリスト|絶対に必要なものでは絶対に必要な防災グッズを紹介しています。よろしければお役立てください。
女性の防災グッズで本当に必要なもの7項
企業が準備すべき防災グッズのなかでも、女性用として本当に必要なものは以下の7つです。
- 生理用品
- パンティライナー(おりものシート)
- サニタリー袋
- ボディシートやウェットシート
- 使い捨てカイロ
- マスク
- 鎮痛剤
それぞれ理由とともに詳しく解説するので、ご参考ください。
生理用品
企業の防災グッズとして、生理用品は必ず用意しておいてください。必要な生理用品の数には個人差がありますが、1人あたり15~18枚程度を目安にしておくと良いでしょう。1日5~6枚を使用した3日分の数量です。
「人数分も必要なのか?」と思われるかもしれませんが、被災時は普段と違う状況下で、想像している以上にストレスがかかります。強いストレスで予定していなかった生理が突然くることもあるため、従業員の数分の備蓄が望ましいのです。
生理用品は、実は止血にも役立つアイテムです。多く用意して困ることはありません。
パンティライナー(おりものシート)
生理用品と合わせて用意すべきなのが、パンティライナーです。替えの下着を用意していない場合にパンティライナーがあれば、同じ下着でも清潔に過ごせます。
使用枚数は個人差がありますが、理想的な使用はトイレに行く度に交換することです。したがって1日5~6枚を目安とし、1人あたり15~18枚用意すれば良いでしょう。2枚重ねのパンティライナーも販売されているので、計算しながら用意してください。
生理用品は、用意している企業も多いかと思います。ぜひ追加で、パンティライナーも備蓄してください。被災した女性からも「あってよかった」と評価の高いアイテムです。
サニタリー袋
生理用品やパンティライナーを用意したら、廃棄する時用のサニタリー袋も必要です。災害時にはゴミ回収が容易にできない環境になることもあります。そのような場合に備え、サニタリー袋もしっかり準備しておきましょう。
普段から従業員用のトイレに設置しているものに加え、多めに準備しておくのがおすすめです。臭いが強くなるとストレスの原因にもなるので、消臭効果のあるものを選ぶと良いでしょう。
ボディシートやウェットシート
企業の防災グッズには、ウェットシートやボディシートを用意しておきましょう。会社で帰宅待機をしている間は、入浴できない場合がほとんどです。体を洗えない状況では、臭いやべたつきなどが気になり、ストレスがかかってしまいます。それどころか、不衛生な環境が続けば病気につながるリスクも。
女性は清潔でない環境に、強いストレスを感じることがあります。ストレスをきっかけに生理不順や体調不良につながることもあるので、体を清潔にするためのウェットシートやボディシートは本当に必要なアイテムでしょう。
使い捨てカイロ
強い冷えも、女性の体には大きなストレスを与えます。企業の防災グッズとして、使い捨てカイロも用意しておきましょう。
使い捨てカイロは、冬だけ用意すればいいわけではありません。生理中に腹痛が起きた場合など、温めることで痛みが楽になることもあります。季節に関係なく使い捨てカイロは用意するべきでしょう。
マスク
被災時には細菌やウイルスなどによる感染症に注意しなくてはいけません。そのため、マスクは必ず必要な防災グッズです。
女性の場合、マスクがあればメイクが崩れた顔を隠せるという安心感にもつながります。慣れない環境化でのストレスを軽減するためにも、マスクは用意しておきましょう。
鎮痛剤
鎮痛剤も、女性にとって本当に必要な防災グッズです。怪我をした時はもちろんのこと、生理痛の時に使用できます。
生理痛には個人差があるので、企業で鎮痛剤を用意しておけば助かる女性従業員は多いでしょう。
必要なものにプラス!女性向けの防災グッズ3項
企業が準備すべき防災グッズのなかでも、女性用として本当に必要なものにプラスしてそろえたい防災グッズは以下の通りです。
- ケアアイテムの+α
- ヘアゴム
- 靴
それぞれ理由とともに詳しく解説するので、ご参考ください。
ケアアイテムの+α
ケアアイテムの+αがあれば、より女性従業員のストレスを軽減できます。具体的には、以下のようなアイテムです。
- 洗顔シート
- オールインワン化粧水
- 水を使わないシャンプー
- マウスウォッシュ
- デンタルフロス
洗顔シートや水を使わないシャンプーは、水の節約になりつつ心の健康につながります。必須ではありませんが、用意しておくと喜ばれるでしょう。
マウスウォッシュやデンタルフロスがあれば、歯ブラシを用意していない社員の口腔ケアに役立ちます。口腔ケアを怠れば病気を引き起こす原因にもなりかねないため、ぜひ用意しておきたいアイテムです。
ヘアゴム
ヘアゴムも、できれば用意しておきたい防災グッズです。髪を結ぶことで体温調整ができます。また、洗えずべたついた髪が顔にかかるのを防げて、不快な気持ちも軽減してくれるアイテムです。
企業が用意していない場合は従業員同士で貸し借りすることも考えられますが、100均でもそろえられるため少量用意しておくと良いでしょう。
100均でそろえる防災グッズリスト|本当に必要なものとはでは100均でそろえられる本当に必要な防災グッズを紹介しています。よろしければお役立てください。
運動靴
女性の防災グッズとして、本来であれば運動靴は本当に必要なアイテムです。女性従業員人数分の運動靴を企業が用意し、備蓄しておくのが望ましいでしょう。しかしながら、大企業や女性がメインの会社では、あまり現実的ではありません。
したがって、女性従業員ひとりひとりに、防災グッズとして運動靴を会社へ用意しておくように伝えると良いでしょう。
災害で荒れた土地を歩くのに、高いヒールでは不安定なため転んで怪我をする可能性があります。帰宅時に怪我をしないために、足をしっかり守る運動靴を用意しておく必要があるのです。
可能であれば、長袖や長ズボンも用意するよう伝えておきましょう。体の露出を控えることで、思わぬ怪我から体を守ってくれます。
女性に必要な防災グッズは管理に注意
本当に必要な女性の防災グッズは、デリケートなアイテムが多くあります。防災係の従業員は女性も複数名選出し、配布を担当してもらうのが良いでしょう。防災グッズは、できれば1人分をまとめて袋に詰め、個別で配布するのがおすすめです。生理用品については、普段から女性トイレにストックしておく方法もあります。
食品と違い賞味期限はありませんが、生理用品には推奨とされる保管期限があります。一般的に3年程度とされているため、買い足した分だけ消費していくローリングストック法で管理すると良いでしょう。
ウェットシートなども水分がとんでしまうことがあるので、定期的にチェックをするのがおすすめです。
女性の防災グッズで本当に必要なものまとめ
今回は、企業が用意すべき防災グッズのなかでも、女性に本当に必要なものについて紹介しました。
本当に必要な女性の防災グッズは、以下です。
- 生理用品
- パンティライナー
- サニタリー袋
- ボディシートやウェットシート
- 使い捨てカイロ
- マスク
- 鎮痛剤
本当に必要な防災グッズに加え、以下のアイテムを用意すれば、女性従業員がさらに安心して帰宅待機時間を過ごせます。
- ケアアイテムの+α
- ヘアゴム
- 靴
防災グッズは男女関わらず自分に必要なアイテムに個人差があります。普段から防災について呼びかけ、必要な防災グッズを個人でも備えてもらうようにしましょう。
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